入れ歯には、まったく歯の無い総入れ歯と部分入れ歯があります。現在は皆さんが歯を磨いてくれる方が多く総入れ歯の方は減り部分入れ歯の方が多いようです。

★入れ歯の利点、欠点

利点
①短期間に歯を回復できる
②ケースによってはインプラントより見た目が良い
③全身疾患のため外科的処置ができない方にも歯が回復できる
などがあげられます。

欠点
①違和感があることがある。
②部分入れ歯の場合バネを周りの歯にかけるため負担がかかる
③バネが金属の場合見た目を気にされる方がいる

利点、欠点がありますが、実際高齢化に伴い外科処置のできない方も増えています。ですから、義歯の重要性は増してきています。
違和感、義歯の食い込みは残った歯にしっかり頼れる装置を用いることでかなり改善できます。

義歯治療の流れ

  1. 調査・治療計画
    ・アゴの骨の状態や残存歯の状態を調べます。
  2. 残された歯や歯茎の治療
  3. 型を取って入れ歯を製作
  4. 入れ歯を装着・調整
  5. 完了
  6. 定期チェック

入れ歯は、残存歯に歯垢がついたままでいると歯周病やむし歯になります。放置するとせっかく慣れてもすぐに作り変えになってしまいます。定期的な検査を受け歯科医師や衛生士の指導に従い、お口の衛生状態を良好に保ってください。

部分入れ歯の種類

保険義歯

保険の義歯です。歯の形は必ずしもバネのかかりやすい形態を
しているわけではないため、はずれやすかったり、
歯の方が揺らされたりすることがあります。

チタン義歯

ゴルフのクラブでも使われているチタンの義歯です。
チタンは軽くて丈夫そして、からだにやさしい素材です。

ノンクラスプ義歯

バネが金属ではないため見た目が良好です。

磁性アタッチメント義歯

歯と入れ歯に磁石を装着してあるため義歯の動きが少なく違和感が少ないです。